RPYT85って取得した方がいいの?
ヨガの資格として最も有名で一般的なのが、RYT200。ヨガインストラクターとして基本中の基本のヨガ資格です。
でもRYT200を取得し、ヨガを実際に教える立場になってみると、RYT200だけではすべての人にヨガを教えることは難しいと実感する時が来るはずです。
とくに、妊娠中や産後の女性を対象にしたヨガ(マタニティヨガ)は、安全でかつ安心される指導が求められます。
RPYT85はマタニティヨガを指導したい人にピッタリのヨガ資格です。
この記事では、RPYT85の基礎知識や取得方法、オンラインで取得できるスクールについて解説していきますね。
そもそもRPYT85って?
「RPYT85(Registered Prenatal Yoga Teacher)」とは、マタニティ&産後ヨガの資格です。
ヨガ資格で最も有名な全米ヨガアライアンスが認定している、国際的なヨガ資格となります。
「85」というのはカリキュラムの時間のことで、85時間の授業を学ぶことで、
などの専門的な知識・指導スキルを身につけられます。
RPYT85はどんな人におすすめなの?
やっぱりマタニティヨガを教えるためには、RPYT85は持っておいた方がいいの?
実際のところ、RPYT85を取得していなくても、マタニティヨガのインストラクターとしてクラスを持つことはできます。
しかし、専門的な知識がない状態では、妊婦さんや不妊に悩む女性にヨガを教えることは難しく、安全で安心できる指導ができない可能性があります。
女性は妊娠出産産後で環境も劇的に変わります。
ヨガはそのような方の助けになる、むしろそのような方がヨガを必要としています。
その時に、自分に知識がないからと言ってレッスンを受け付けられないと、やはりインストラクターとしてもどかしい気持ちになりますよね。
もっと多くの人にヨガの魅力を伝えたい、特に女性にヨガの素晴らしさを伝えたい、そのような人はRPYT85の取得はおすすめだといえます。
RPYT85を取得するメリット
RPYT85では一体どのようなことが学べるのか、そして取得するメリットについてご紹介します。
女性の体のこと(妊娠・出産など)が体系的に学べる
RPYT85取得講座では、女性の身体、とくに妊娠前から妊娠中、出産、出産後について体系的に学ぶことができます。
出産の経験のある方に取っては多少のイメージはつくかもしれませんが、意外と身近な私達の身体・心の変化について網羅的に学ぶ機会は少ないです。
などについて、深い理解を得られます。
マタニティヨガの指導法が学べる
妊娠中の方、産後の方、あるはい不妊治療に取り組んでいる方に適したヨガの指導法が学べます。
例えば妊婦さんであれば、お腹が大きいため、通常のヨガのポーズでは身体に負担がかかってしまう可能性があります。
などの専門的な知識を学ぶことができます。
また、マタニティ期の方は、ホルモンバランスの乱れ・大きな変化に伴う時期などによって、体と心のバランスが崩れる時期でもあります。
そういった方の支えとなれるようなインストラクターになるには、どういう心がけで指導すればよいうかなど、マタニティヨガインストラクターとしての心得についても知ることができます。
ただポーズを教えるだけではなく、生徒さんの心に寄り添ったインストラクターを目指しましょう。
インストラクターとしての活躍の幅が広がる
先述したように、マタニティヨガのクラスはRPYT85を持っていなくても、担当することはできます。
しかし、専門的な知識や指導経験がないと、自身を持って教えることができないため、せっかくヨガを学びに来てくれた人に十分な授業を提供することができません。
RPYT85取得過程において、妊娠中や産後の女性に対しての指導方法をきちんと学んだ後であれば、より多くの人にヨガの魅力を伝えることができます。
スタジオでマタニティヨガのクラスが開催されているスクールはまだ数があまり多くはありませんが、もし募集があればRPYT85を持っているだけで、無資格の人と差別化できます。
仕事や就職で有利になるだけでなく、あなたの身近な友人や家族にも学んだ知識を生かしてケアできますよ。
RPYT85の申請条件
全米ヨガアライアンスの公式サイトによると、RPYT85の申請条件は以下のとおりです。
Training Requirements
✓ Completed a 200-hour teacher training with a RYS 200
✓ Completed a 85-hour teacher training with a Registered Prenatal Yoga School (RPYS)
Teaching Requirements
✓ Has at least 30 hours of teaching experience in prenatal yoga since completing training with a RPYS
引用元:全米ヨガアライアンス
日本語に直すと、以下のとおりです。
必要なトレーニング
- RYS200認定スクールで200時間のトレーニングを修了
- RPYS認定スクールで85時間のティーチャートレーニングを修了
ティーチング要件
- RPYT85講座修了後、マタニティヨガの30時間以上の指導経験
つまり、RPYT85を全米ヨガアライアンスで申請するためには、
の2つの条件が必要となります。
ただ、これは全米ヨガアライアンスに申請・登録する際の条件なので、RPYT85の講座を受講する前に必ずしもRYT200の資格を持っておく必要はありません。
RPYT85を先に受講してから、RYT200を受講してもいいんですね!
ただし、実際には多くのヨガスクールが実施するRPYT85のコースの申込み条件として、
といった条件が求められているスクールが多いです。
なので、完全な未経験で初心者の方は事前にスクールに相談しておきましょう。
まだRYT200を取得していない方は、オンラインでRYT200を取得できるスクール徹底比較の記事でおすすめヨガスクールを解説していますので、こちらもぜひ参考にして、RYT200の取得を考えてみてくださいね。
RPYT85を取得できるスクール
rpyt85をオンラインで取得できるヨガスクールをまとめました。
ただし、RYT200のように需要が多くあるわけではないので、時期によってはコースが開講されていない場合があります。
最新の情報については、各スクールの公式ホームページでご確認ください。
FIRST SHIP
FIRST SHIP | |
受講料金 | 220,000円(税込) |
受講期間 | 8日間 |
受講場所 | 横浜校・新宿校・オンライン |
参加条件 | ヨガ歴半年以上を推奨。 半年に満たない方も相談可。 |
»ファーストシップRYT200ヨガ資格の口コミ評判!【オンラインOK】
OREO YOGA ACADEMY
OREO YOGA ACADEMY | |
受講料金 | 詳細不明・要相談 |
受講期間 | 詳細不明・要相談 |
受講場所 | 詳細不明・要相談 |
参加条件 | 詳細不明・要相談 |
kripalu Japan
Kripalu Japan | |
受講料金 | 通常:264,000円(税込) 早割:198,000円(税込) |
受講期間 | 12回(3ヶ月) |
受講場所 | オンライン |
参加条件 | ・ヨガアライアンス認定200時間トレーニング修了者(指導経験は問いません)。 または、同等のトレーニング修了者および同トレーニングを修了予定の方 ・ヨガを安全に指導するだけの技量、能力、感情面での成熟度および心理的安定性を備えていること ・集団で学習するための安全な環境作りに貢献できること |
yogalifescience
yogalifescience | |
受講料金 | 通常料金:249,000円(税込) 期間限定:179,000円(税込) |
受講期間 | 2~12ヶ月 |
受講場所 | オンライン |
参加条件 | なし |
HAPPY HATSUMI YOGA ACADEMY
HAPPY HATSUMI YOGA ACADEMY | |
受講料金 | 198,000円(税込) |
受講期間 | 最短約10日~2ヶ月 |
受講場所 | オンライン |
参加条件 | なし |
まとめ:PYT85は、マタニティヨガ指導に必須の資格!
この記事では、RPYT85の概要、メリット、取得条件やスクールなどについて解説していきました。
RYT200の資格を持っている人は多いため、他人となかなか差別化できない現状があります。
RPYT85の資格もプラスで持っていると、それだけで周りのインストラクターに差をつけられます。
マタニティヨガの専門的な知識と指導スキルを持っていれば、妊婦さんや不妊で悩んでいる方に寄り添える、頼もしいヨガインストラクターとして信頼を置かれるでしょう。
2023年末まで特例で、オンラインでもRPYT85が取得可能なので、あなたもこの機会にぜひ資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。